ハックルベリーの中の人がはてなーに対して本当に伝えたかったこと

http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20090611/1244726606


信じられない。こんなことを公にしていいのだろうか。僕は読んでいて恥ずかしくなった。途中から恥ずかしくてドキドキが止まらなかったのだ。そのことを書いてみようと思う。


一つは、ハックルベリーの中の人が何度も何度も何度も、「話す」「言う」「喋る」「申し上げる」など、言葉に関する単語を繰り返し使っていること。

言葉とは、言うまでもなくコミュニケーションのために人間が得た、最も重要な道具である。が、もう一つ、人間が人間として得たコミュニケーションツールがある。それが性行為である。
つまりハックルベリーの中の人は、言葉に関する言葉を性行為のメタファーとして用いているのだ。

もう一つは、「知る」という言葉を連発していること。「知る」とは聖書で性行為を意味する。

「聖書」の日本語訳では「知る」と言う言葉が性行為を意味する。「アダムは妻エバを知った(新共同訳聖書 創世記4章1節)」など。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E4%BA%A4

そして、ナイフのたとえについて。言うまでもない。ナイフは男性器のメタファーだ。

さらに、だ。

ハックルベリーの中の人は40歳だか41歳だかの「ギョーカイ人」らしい。そう聞いただけで、僕の脳内には石田純一みたいにトレーナーを肩からかけて「よう○○ちゃん、元気?」と声を掛けながら同時に「…いつものところで待ってるからね」とささやきホテルグランパシフィックLE DAIBA30階のスターロードで軽く2杯ほどグラスを重ねた後「…いいだろ?」と25階のコーナースイートに連れ込む姿が再生される。
一方、はてなであるが、はてなといえばはてなようせいでありいつもクエスチョンマークをうかべつつぱんつはいてないのであって進研ゼミはとばっちりなのである。

すると

上記のエントリが本当に言いたかったこととは、こういうことなのだ。

ぼくは今日はてな東京本店にお邪魔してこの前みたいにまた川崎さんとお話しさせて頂いた。何を話したかというと、それはもう色々話した。今日は結局ぼくが喋ってる時間の方が長かった。そこでぼくは今ぼくが思ってることを忌憚なく申し上げた。腹蔵なく、率直に申し上げた。すると川崎さんも、それを聞いてくれた。また川崎さんも話してくれた。川崎さんも、今思っていることを忌憚なく、腹蔵なく、率直に話してくれた。

のっけからセクハラものである。この時点で初心な男の子や女の子は失神しているに違いない。僕は失神しなかったが、それはつまり初心じゃないということだ。僕は自分のことを初心だと思っていたのに、まさかこんなところでリトマス試験紙的な罠をかけられるなんて。卑怯だ。絶対に許せない。

それで結局ぼくは川崎さんから聞いた話をブログに書いていいかどうかの了解を得ることを忘れたので、ここにはぼくが言ったことしか書けない。書けないが、ぼくが言ったことをここに責任を持って書こうと思う。

これも驚愕である。言ってみれば「キミとの性行為の様子は書かないけど、僕がどれだけ気持ち良かったか、それだけは書かせてもらうね。うひひ」と宣言するようなものだ。ああ恥ずかしい。僕の耳は真っ赤に染まっているに違いない。そしてそんな僕の耳たぶをハックルベリーの中の人が見たらねちっこく愛撫するに違いなく、感じたら負けだと思ってる。

ぼくは川崎さんとの2時間にも及ぶ話し合いの中でもそのことを申し上げたし、その後はてなの東京本店にお勤めの皆さんを前にお話しさせて頂く機会もあったので、そこでも一言申し上げた。あるいはそれは、「申し上げた」というような生やさしいものではないかも知れない。端的に言い方をすれば、ガツンと言ってやった。

生やさしいモノじゃなくガツンとヤッてしまっただなんて、犯罪ものである。警察はまだか、警察は。

「あなた方は言葉の怖さを知らなすぎる」と言った。「もっと知るべきだ」と言った。「もっと知って、もっと自覚して、それに向き合い、安全な場所にする責任があなた方にはある」と申し上げた。

性に無自覚なはてなようせいたんが、酸いも甘いもかみ分けた四十がらみのギョーカイ人に開発を迫られる画が再生される。さあはやく淫行条例を適用するんだ。


そして、とどめはこれだ。

これまで、はてなはそれを知らなかった。だから、無邪気にやっていたという部分があるかも知れない。しかし今日、はてはそれを知ってしまった。ぼくがそれを申し上げたことによって、それを聞いてしまったのだ。だからもう、何か起こった後では、それを知らなかったではすまされない。警告は発せられたのだ。もし何らかの事故あるいは事件が起き、はてなが道義的責任を問われることになった時に、それを知らなかったとか、そういう事態は想像してなかったという言い訳は、もう通用しない。なぜなら今日、はてなはそれを知ってしまったからだ。そしてはてなは、時の流れの不可逆性によって、それをもう知らなかった状態には戻せないのである。はてなはこの先、二度とそれを知らなかったとは言えなくなったのだ。ぼくが今日、それをガツンと一言申し上げたことによって。

一度も経験したことのないはてなようせいたんにガツンと己の欲望をはき出したあげく、「カマトトぶるなよ。もう生娘じゃないんだからよウヒヒヒ」と口端に酷薄な笑みを浮かべてもう一度のしかかる姿しか見えない。見えないんだ。ああ、僕のはてなようせいたんは汚されてしまった。さようなら、楽しかった日々。こんにちは、絶望の世界。僕の大事なものはすべて消えていった。だけど僕は消えない。そして絶望の世界に生きていく。
強い風が僕を追い越し、空に舞った。