作者が透けて見せること自体は、むしろ好ましいこともある
まさか、昨日ふいに思い立って3年ぶりにブログを書いた、そのタイトルが、その次の日にまさかこうつながってしまうとは。
今週のジャンプのおっぱい読んでて、ん?もしかしてこの意味深な描写は…?って思って光で透かせて見たら…
— モリソバ (@Sobatake397) October 27, 2019
あのToLOVEるでさえ成すことできなかったジャンプ“本誌”での乳首の描写にゆらぎ荘の幽奈さんが成し遂げてて……いろいろおったまげた…… #WJ48 pic.twitter.com/SPSk0k2ClO
ばかだ(褒めてる)。
個人的には、湯気とかハレーションとかで局部が不自然に隠されている方が、「ここに、大人が隠したがる、何かエロいものがあるんだ。どんな形状か知りたくて、オラ、わくわくしてきたぞ」って思うので、描ききってしまうよりもエロいと思っている。
というか、当たり前に描く方が、何の特別感もなくなって、むしろエロくなくなる。
エロって、物体そのものがエロいのではなく、個人が、社会が、文化が、「この物体はエロい」と認識を持つことでエロくなるのだから、「え、おっぱいなんて、乳首なんて、隠すような特別なものじゃないですよ」っていう体でばんばん描いたら、ちっともエロくなくなる。少なくとも、「絵」や「漫画」という文化の中では。
描かないことによって社会から許容されやすくなるのに、描かないことによって、よりエロくなるこの感覚は、個人的にも気に入っているみたいで(他人事)、ブックマークでも、↓のようなコメントを残している。
G.A.W.は新党「たくしあげろ日本」を応援します - G.A.W.
- [text]
- [メモ]
"「女の子がスカートを自分でめくってぱんつ見せている」というところまでが「たくしあげ」の意味です。"ひどい定義だ。ぱんつが見えないぎりぎりまでたくし上げる派の僕を排除する気か。
2010/04/07 16:49
[B! 自衛隊] [B! 自衛隊] 「下着ではなくズボン」 ちら見え、自衛官募集ポスターに批判(京都新聞) - Yahoo!ニュース
- [メモ]
下の階層からコメントを移動:個人的には「確定したパンツ」にほぼ興奮しないせいか(パンツが見えないぎりぎりまでスカートをたくし上げているのが好き。見えると興ざめする)、パンツが性的云々ってピンとこない。
2019/03/01 12:01
おっぱぶでの経験から、自分の期待とおっぱいの関係について記しておこう..
- [メモ]
うんまあ何となく分かる。自分にとってはスカートのたくしあげ。ぱんつがぎりぎり見えるかどうかまでがピークで、見えた瞬間興ざめする。ああ、布ですね。
2019/03/05 11:07
こいつばかだ(けなしている)。
ばかついでに言うと、「これいじょう上げたらぱんつ見えちゃうよぅ…」という羞恥の表情が加わることで、より好ましくなります(なぜか丁寧語に)。ところがね、これがね、たくし上げすぎてぱんつ見えたあげく、女の子も「あ、見えちゃったな」と実感してしまうとね、その瞬間、「まあ、もういいか」っていう諦めに、妙な大胆さが加わって、羞恥の表情が消えてしまうんですよ!はい興ざめェ。
…ま、あくまでフィクションでの好ましい表現ということで。
さて、本題だ(本題の方が短い)。
今回、とても好ましいと思ったのは、外野からつべこべうだうだ言う大人たちの裏をかくように、アイデア勝負で乳首を描写してみせたことだ。
絵自体のメッセージとしては、乳首がなくても(いや、前述の通り、ない方が)存分に伝えきっているのに、さらに、悪ガキ的発想でいたずらを仕掛ける。
これって、乳首を描写しないことよりも、ものすごく少年誌的な、王道展開ではないだろうか。
私は、そんな少年誌の王道を行くジャンプを応援するために、おそらく十数年ぶりに今週号を買うとしよう。
あ、書き忘れていたけれど、少年誌はおつまみみたいにちょこちょこエロが挟まっていた方がいい派です。