そもそも個々の燃費とか排ガス規制への対応とかを全く考慮せずに一律で扱って買い換えさせようというのが乱暴だ話なんだけどな

日経3月12日の社説
景気と環境 エコカー普及で両立めざせ(リンク切れ:社説のアーカイブサイト
を読み、ああ、普段は税金の無駄遣い云々と非難する一方で、自分たちの主張であれば、財源も考えずに金をくれくれとおねだりする仕事って、とてもすてきだなあ、じつにあこがれるなあ、などと思っていたら、どうも政府・与党は本気でこの案を考えているらしい。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090408-OYT1T00330.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000330-yom-bus_all

日経の社説では、建前だというのがミエミエだとしても一応は環境対策も挙げていたのだが、今回の案を受けた読売では、完全に景気対策の視点だけでまとめているのがいっそすがすがしい。

あとは、今の景気の中で、買い控えしている需要をどれだけ掘り起こせるか、だ。

僕は以前のエントリでも書いたが、金をばらまくぐらいなら、旧式車の自動車重量税を思い切り増税するのがいいのでは、と考えている。冒頭の補助金案を通すにしても、旧式車の増税もセットで実施すれば、買い換えはより進むとは思うのだが。売買成立時だけでなく、毎年支払わなくてはならないという、自動車税の特徴を生かさない手はないんだけどなあ。それに、こんなこと、選挙の争点にもならないし。

もちろん、車齢18年の旧式車に乗っている僕は、こんなことされたら困るよ。弱るよ。ああそうさ!大弱りさ!
でも、買い換えないよ。
ニコニコ支払っちゃうよ。
だって愛だから。
愛に受難はつきものだから。
受難が僕らの愛をもっと強くしてくれるから!
そう、受難!ビバ、受難!!ああ!受難を乗り越えたその先、その高みには!どんな歓びが僕らを待ち受けているのだろう!!七難八苦よ!我に降り注ぎ給え!!

…ごめん大げさすぎたわ。