古賀政男×藤山一郎に踊る、東京の舞姫たち あずさ・律子・美希 東京ラプソディ(藤山一郎) アイドルマスター‐アストロP


アストロP、あるいはguesswho1111P
祖父と同じ部屋で暮らしていた僕は、毎日のように祖父の持っているカセットテープやレコードを引っ張り出しては聴いていた。中でも大好きだったのが、この『東京ラプソディ』。戦前(昭和11年)の曲とは思えない、古賀政男のハイカラなメロディと、歌詞。藤山一郎の朗らかで表現力にあふれた歌声。カセットテープに入っていたこの曲を、何度も何度も繰り返し聴き、歌っていた。夢のパラダイス、花の東京。僕にとっての東京は銀座だった。
それにしても、『東京ラプソディ』に、こんなにアイドルマスターが合うなんて。……あ、そうか。彼女たちはまさに、ステージの上で花の東京を体現しているからなのか。

昔懐かし銀座の柳に今日は桜の風が舞う。あの娘と歩いたあの舗道、影を落とすは電飾の花。二人歩いた御幸通りを今日は一人でタクシーに乗る。君が恋しい訳じゃあないが独りで銀座は分が悪い。さあ景気よく唄っていただきましょう。藤山一郎で「東京ラプソディ」!(@浜村淳
(作者コメより)

「君が恋しい訳じゃあないが独りで銀座は分が悪い」……アストロPの、この言語感覚が最高だ*1。このブログは作者へのラブレターのつもりで書いているけれど、むしろ僕はアストロPからラブレターが欲しい。

*1:浜村淳の言葉だったら、そのときはごめんなさい